外壁は常に外気にさらされているため、年数が経つとどうしても汚れてしまいます。
外壁の汚れを落とすことは、外壁を長持ちさせることにもなります。
汚れが気になる方は外壁の大掃除をしてみましょう。

外壁汚れの原因

• ホコリ・排気ガス

なんとなく家全体がくすんできたかなと思った場合は、ホコリや排気ガス汚れの可能性が有ります。
特に細かな凹凸のある部分に引っかかって付着しやすいです。
掃除しないで放っておくと、色が落ちにくくなってしまいます。

• カビ・コケ・藻

湿気を好むため、日当りの悪い北面や、風通しの悪いところに繁殖します。
また、家庭菜園や花壇に面したところ、草木の多い公園に面したところは、カビ・コケ・藻の胞子が飛んできやすいです。
放っておくとどんどん外壁に根を張ってしまうため、外壁を弱らせてしまいます。

• 雨だれ

窓サッシや出窓、換気フードの下などに縦に伸びる黒っぽい筋は、雨だれです。
外壁に着いたホコリなどの汚れが雨で流され、落ちきらないで残ってしまったものです。
水が流れやすい場所はずっと変わりませんから、汚れも雨が降るたび同じところに流れてきます。
放置すると汚れが濃くなってこびりついてしまいますので、ひどくなる前に落とすのが大切です。

掃除の手順

• ホースで水を流し軽い汚れを落とす

ホースで壁に水をかけ、表面に着いた軽いホコリなどを洗い流しましょう。
汚れが流れ落ちてくるため、上の方から始め、徐々に下の方へと洗います。
ただし、高圧洗浄機での洗浄はやめましょう。
外壁の塗装やサイディングのつなぎ目にあるシーリング材を削ってしまう可能性があります。
また、バルコニーの裏側や軒天にある通気口に水が入ってしまうと、建物内に湿気がこもって構造材などを傷めることもあります。

• ブラシ・スポンジで優しく洗う

水で落ちなかった汚れを、柔らかいブラシやスポンジを使って洗います。
強く擦ると外壁を傷つけてしまうので、優しく拭くように汚れを落とします。
最後にもう一度水をかけて洗い流します。

高所作業での転落に注意

2階以上の高所を掃除する時にハシゴや脚立を使って掃除をするかと思います。
転落に注意し、届かないところは無理せず業者に依頼しましょう。