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フッ素塗料について②
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以前、フッ素に含まれる「有機フッ素化合物」についてご紹介致しました。
今回はもう少し詳しく説明していきたいと思います。

PFAS(ピーファス)は「有機フッ素化合物」の一種でペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物の総称になります。
PFASは炭素とフッ素が強固に結合した構造を持ち、1万種類以上が知られています。
PFASの代表的な物質
・PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)
・PFOA(ペルフルオロオクタン酸)
・PFHxS(ペルフルオロヘキサンスルホン酸)
※上記は特に規制対象になっており、健康や環境への影響が懸念されております。
前回の話も含めて、フッ素という言葉に抵抗や注意が必要だと思う人も多いと思いますが、歯科や水道水に添加されるフッ素は「無機フッ素化合物」でPFASとは全く異なる物質なのです。PFASは人工的に合成された有機フッ素化合物なので用途も性質も異なり、フッ素がすべて悪いわけではありません。
※PFASは自然界や体内で分解されにくく、発がん性や免疫機能の低下など健康リスクが指摘されております。

先日、ニュースでも取り上げられておりましたが、米軍岩国基地周辺で市民団体が実施した水質検査で暫定指針値を上回る濃度のPFASが検出されました。
全国で飲み水である水道水の調査もされており、アスベスト同様に使用禁止の規制対象になっていますが、たくさん種類がある物質の中の一部ということで、これからの動向に注目です。
人も住宅も長く健康でありたいものです!!✨
