WIRED

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会社名の由来

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一般的には当社のような「塗装」や「左官」の工事をする施工会社は「〇✕塗装」や「〇△左官」などの業種を分かり易く入れることが多いですが、当社はなぜ「WIRED」なのかと聞かれることが多々あります。

会社設立までの経緯

元々は代表である橋本は、現在の職種とは全く異なる商社に勤めており、その経験を活かして山口への帰郷と共に、地元防府で起業し、海外から良い物を輸入したり、逆に日本の技術を海外に輸出する目的で設立しました。

なぜWIREDか?

そこで、海外との取引をするにあたり、もちろん日本語の社名だと伝えにくく、設立にあたっての理念を社名に反映しました。

どういった経緯で、商社から施工会社になったのか?

輸出入業から、なぜ塗装・左官の施工会社になったのかは、誰もが疑問に思われますが、そこには繋がりがあるのです。

当社は、ジャンル関係なく、前職での流れや要望に応じて、様々な商材を取り扱っていました。その中で、まだ西日本では流通量が少なかった「塗り壁材」を取り扱い始めたのです。

しかし、食品や機器とは異なり、塗り壁材は材料としての「半完成品」であり、最後に職人・技術者の手で塗られ、完成となります。

半完成品の販売の厳しさ

カタログやサンプル品で販売するのとは訳が違い、半完成品である塗り壁材の材料を販売するのは想像以上に難しく、塗装・左官・下地の知識のない人が簡単に売れるわけがなかったのです。

ただでさえ、国内製品より高価な輸入材を販売するには、それなりの付加価値がないと売れず、更にその付加価値を的確に伝え、完成品にまで持っていくための施工方法や指導が出来ないと売れないと、2年間くらい営業して回りましたが、厳しさを身に染みて感じました。

ユニフォームをスーツから作業着に

市場的には非常に魅力を感じ、業界を知れば知るほど、塗り壁の面白さが分かってきたので、他の商材の取り扱いを一切止めて、塗り壁材一本に絞りこみました。

その際に、建築士と話をしたり、現場で施工方法の説明をする際に、スーツを着ているのに違和感を感じて、まだ一人しかいない会社で施工もしたことがなかったのですが、ユニフォームを作業着に変更しました。

商社から施工会社へ

そこから材料の販売のみでも、現場に毎日通い、職人さんの側にベッタリついて廻り、施工性や問題点など 色々質問攻めをして、知識と現場の声を聴く毎日でした。おかげで職人さんには、めちゃくちゃ嫌われてしまいましたが(;’∀’) 今はその職人さんとは仲が良くなりました。

そこから施工を請け負うことに繋がり、塗り壁の経験の少ない施工チームと日々研鑽を積み重ね、予め高い品質基準を設けることで、レベルが向上し、当社は塗り壁に対する知識と施工力が付き、施工チームは誰にも負けない技術力が付きました。

同業他社との差別化を図る

ただ、市場的にも「塗装会社」は非常に多く、価格競争に陥りがちだったので、本来の”付加価値のあるモノ”を追求し、同業他社との差別化を図る為に、工務店・ハウスメーカーには積極的に新商品・技術の提案やサンプルの配布、現状の問題に対する改善点などを提案するなどして、施工の依頼に繋げ、期待以上の仕上がりにする努力は怠りませんでした。

壁に新しい価値を創造する「Wall Design Company

その甲斐あってか、徐々に当社への依頼が増え、「壁のことならワイヤードへ相談しよう」という取引先も増え、おかげさまで新規の取引先も口コミで年々増えています。

話しは長くなり、脱線もしました、こういった経緯で今のWIREDがあり、存在価値を高めるために、現状に満足せずに、日々研鑽を積み重ねています。

住宅業界も大きく動いている時代で、新築住宅は今後減少傾向にあると言われています。その中でいかにWIREDの存在意義を明らかにし、存在価値を高めるかが重要で、取り組みや仕組みを日々更新し、ステークホルダーの皆様と共に厳しい時代を生き抜いていきたいと思います。

代表取締役 橋本 宏次郎